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    実写化

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    読者の皆様へ

     今回ばかりは「え、なんだって?」で済ませるわけにもいかないので、ちょっとだけ
    長いですが飛ばさず読んでもらえるとありがたいです。

     エキストラ募集の告知からバレるという非常にダサい(作品のキーワードである
    「残念」という言葉は使いません)ことになってしまいましたが、現在、拙著『僕は
    友達が少ない』を原案とする実写映画作品の制作が進行しております。

     実写映画化のオファーが来たのは2011年の6月で、テレビアニメ第一期の
    制作も順調で、人生で最もポジティブだった時期のことでした。
     個人的には『はがない』は実写に向いた内容ではないと思っているので、
    オファーがあったとき反対か賛成かで言えばはっきりと反対でした。が、当時
    ライトノベル業界の未来に強い危機感を抱いていた僕は、「小さなパイを奪い合い、
    せっかくの優れた作品や作家が次々と埋もれていくような現状を打破するには、
    市場に新しい人を呼び込むための(漫画化やアニメ化やゲーム化以上の)
    大胆な動きが必要なのではないか」という考えから、相当迷いながらも許諾を
    出したと記憶しています。
     二度のテレビアニメ放送を経た今現在の自分がどう思っているかについては、
    既に大勢の人が関わってプロジェクトが動いている以上意味がないのでここで
    言うのはやめておきます。
     制作への関わり方についてですが、漫画化やアニメ化やゲーム化の時とは違い、
    自分は実写映画に関してずぶの素人である上、そのジャンルの熱心な受け手と
    いうわけでもないため、今回は完全ノータッチの姿勢で、映画制作者の方々に
    全てお任せしています。
     自分の性格上、話を聞けば絶対に口を出したくなるため、編集部にお願いして
    進捗状況などについてもあえて耳に入れないようにしてきました。従って、脚本の
    内容やキャスティングについてもほとんど何も知りません。(編集部に確認したところ、
    現在ネット上で出回っているキャストについてはデマだそうです。)
     僕から唯一映画サイドの方にお伝えしたのは、「無理に小説の内容を再現
    するのではなく、独立した一本の実写映画作品として面白いものを作ってください」
    ということだけです。プロの映画制作者の方々の手腕に期待しています。

     ……長くなったのでまとめると、「どんな映画になるのか僕にもわかりません。
    読者の皆さんも、もし興味があれば観てみてくださいね」ということです。

     最後に一つだけお願いです。
     ツイッターなどで実写映画の制作中止を求める署名活動のようなものを
    見かけますが、たとえどれだけ気に入らないのだとしても、潰そうとするのではなく、
    単に無視していただくわけにはいかないでしょうか。これは実写映画に限らず、
    アニメでも漫画でもゲームでも、それらの元になった原作作品でさえ同じことです。
     気持ちに蓋はできないので、気に入らないものを無理に受け入れる必要は
    まったくありません。見たくないものを見る必要はないし、嫌いなものは嫌いなままで
    いいと思います。が、気に入らないものを力ずくで排除することの悪性を、
    僕は自分の作品の中で何度も書いてきたつもりです。このことは、読者の皆さんに
    きっと伝わってくれていると信じています。

     僕もライトノベルやアニメといった二次元メディアが大好きですので、実写化に
    不安がないと言えば嘘になりますが、僕としては、二年前の自分の決断を肯定
    するにしても否定するにしても、実際に完成した作品を観てからにしたいと
    思っています。

    2013.5.2 小説『僕は友達が少ない』著者、平坂読

    http://hirasakayomi.nobody.jp/zissya.htm
    http://twitter.com/hirasakayomi/status/329962318253416449

    関連
    【映画】人気アニメ「僕は友達が少ない」 2014年実写化決定か
    http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1367454120/

    http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1367520116/

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     昨今、マンガやアニメ、ゲームなどの人気作品を原作として実写映画化した作品が
    数多く誕生しているが、そうした実写映画化決定が発表されるたびにネット上では
    賛否両論が巻き起こる。特に賛否のうち「否」の意見が目立つ傾向にあり、原作ファンの
    複雑な心境がうかがえる。

     
    僕は友達が少ない (MF文庫J)

     「20世紀少年」「GANTZ」「宇宙兄弟」「るろうに剣心」「テルマエ・ロマエ」などなど、
    この数年でマンガやアニメが実写映画化された例には事欠かない。この先に公開予定の
    映画では、水嶋ヒロ主演の「黒執事」や、松坂桃李主演の「ガッチャマン」、佐藤健主演の
    「カノジョは嘘を愛しすぎてる」など、続々と控えている状況だ。また、つい先日には
    「魔女の宅急便」の実写映画化が決定。これは角野栄子の同名児童書を原作に実写化
    されるものでアニメ作品の実写映画化ではないが、スタジオジブリのアニメ作品として
    有名な同作だけに、やはりネット上では動揺するファンの声が多数見受けられた。Yahoo!が
    実施した「『魔女の宅急便』の実写化を望む?」との意識調査でも、総投票数5万7960票中、
    「望まない」が4万7390票(81.8%)という圧倒的な結果となった。

     もちろん、公開された後に高評価を得る作品も少なからず存在する。ただ、やはり映画化
    決定の発表時点では原作ファンに否定的に受け取られることが多いのが現状だ。

     そんな中、今度は「はがない」の愛称で知られ、アニメ化もされている平坂読原作の
    人気ライトノベル「僕は友達が少ない」(メディアファクトリー)が実写映画化されるとの
    ウワサがネット上に出回っている。1日20時現在までに公式な発表はまだないため真偽は
    不明だが、龍谷大学が先月25日に公式Facebook上で同作品のエキストラを募集したことで
    広まると、ネット上ではこれまでと同様に驚きの声が多数あがった。アニメファンとしても
    知られる“はるかぜちゃん”こと女優・タレントの春名風花もこの件に反応し、
    Twitter上で「え(ω)はがないも実写化するんですか?」「えええーーーーー(ω)
    実写化されすぎだぬ・・・」と、複雑な心境を吐露した。

     もともと「3次元」に否定的な考えを持つ人が多いマンガ・アニメなどの2次元作品ファンに
    とって、実写化というだけで拒否反応を示す人は少なくない。ネット上の声を拾ってみると、
    原作の登場キャラクターとはイメージの異なる芸能人がキャスティングされることにも大きな
    違和感を感じているようだ。

     公開前からある程度のバッシングを受けるのは“宿命”ともいえるマンガ・アニメの実写
    映画化作品。製作が決定した以上は、原作ファンの高いハードルを超える作品作りが求められている。

    《花》

    http://www.rbbtoday.com/article/2013/05/01/107316.html

    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1367409857/

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