2013年に入り、日本円の下げ幅は13%に近づいた。輸出分野で日本と競合する韓国が大きな影響を受けている。
市場関係者の間では円安が続くとの予測が多く出ていることで、韓国は円安の影響を不安視している。中国経済網が伝えた。

韓国の公式統計によると、2013年2月と3月、韓国の対日輸出はマイナス成長が続き、
前年同月比のマイナス幅はそれぞれ17.4%、18%で、特に3月の鉄鋼の対日輸出は25.2%減、
半導体の対日輸出は16.5%減と大きく落ち込んだ。

円安が韓国製品の価格競争力をそぎ落としていることで、韓国の対米、対欧州連合(EU)の輸出は3月にそれぞれ15.4%、8.3%減少した。

工業製品のほか、韓国の農産物輸出も円安の打撃を受けている。韓国農林省が4月9日公表したデータによると、
韓国の3月の農産物の対日輸出は前年同月から11.2%減少し、輸出額は1億米ドル(約100億円)にとどまった。

日本は以前から韓国の最大の農産物輸出市場で、対日輸出の減少は韓国農産物にとって大きな打撃となり、
韓国の3月の農産物輸出総量は前年同月から3.9%減少した。

市場関係者は円安が進むと予想しており、韓国では円安の長期的な影響への懸念が強まってきた。
韓国と日本の競争が激しい鉄鋼や石油化学、プラント、IT、自動車などの産業で輸出が大きな影響を受けている。

円が1ドル=110円まで下落すれば、韓国の輸出情勢は一段と厳しくなり、輸出が全体で11.4%減少し、
中でも、鉄鋼や石油化学、プラント、ITの輸出は2桁減となると予測されている。韓国政府と業界は神経を尖らせざるを得ない。

2013年に入り、韓国経済の先行きは不透明になった。内需が伸び悩み、小売業の成績も芳しくなく、
自動車などの販売はマイナス成長だ。正確な統計はまだ出ていないが、国の経済担当部門は
「第1四半期の経済成長率が1%を超えることはない」との見方を示した。

こうした低成長の中、円安が韓国経済に追い討ちをかけることとなる。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/340886/

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1365636315/