電機メーカー各社が、手入れが簡単な紙パック式掃除機の新モデルで、
使い勝手の向上に力を入れている。吸引力が落ちにくく紙パックの購入が不要という特性から、
各社は遠心力で吸い込んだごみと空気を分離し、ダストカップにごみを集めるサイクロン式の高級機種を相次ぎ投入。
それでも本体の掃除に手間がかからず値ごろ感があることから、
紙パック式には根強い人気があり、ほぼ拮抗している。
日本電機工業会の統計によると、電気掃除機の国内出荷額は平成24年度が539万台と、前年度から約2%増加。出荷金額は1117億円と約8%伸びた。
サイクロン式掃除機は1990年代に英ダイソンが参入したのが始まりとされる。高価格だが、
排気がきれいで吸じん能力が落ちないといううたい文句で出荷台数に占める割合は徐々に紙パック式に迫ってきた。
それでも紙パック式は多くの利用者にとって使い慣れていることから根強いニーズがある。パナソニックは6月15日、
持ち運びしやすく親ノズルだけでなく、子ノズルにもLED(発光ダイオード)ライトを付けてゴミを見やすくした新モデルを発売する。
ハンドルを可動式にしたほか、延長管を本体にセットする位置を従来の本体裏側から本体横側に変更。傾きが小さくなり、持ち運びしやすくなっている。
市場想定価格は6万5千~4万5千円前後。月産2万6千台を見込む。
一方、三菱電機は、家庭用紙パック式としては業界最軽量を実現した新機種を今月11日に発売する。
本体の重量が2・5キロと軽く、重心が下がったため倒れにくいのが特長という。
同社によると、サイクロン式の購入者は30代が多数派であるのに対し、紙パック式は60代以上が4割を占める。
想定価格は3万~1万6千円前後。低価格ながらそれなりの吸引力がある点も支持を集める要因だという。
ソース 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130508/wec13050822300014-n1.htm
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1368260891/